官能と少女/宮木あや子(早川書房)10月3日読了
ゆびさきたどり/花房観音(新潮文庫)10月9日読了
あやまちは夜にしか起こらないから/草凪優(新潮文庫) 10月16日読了
お勧め官能小説サイトからの3冊。まず「官能と少女」これは全然、俺と合わなかった。おそらく俺がこの先の人生で、もしも万が一性転換したとしても
理解できそうにないぐらい合わなかったな。途中で読むの止めた。
「ゆびさきたどり」は各短編が古典文学のオマージュとなっている。暗い昭和の雰囲気が漂うのは悪くないんだが、団鬼六賞をとっている作家にしては、文章に深みがないというか、なんか面白くなかったな。性描写も控えめだった。それに比べると「あやまちは夜にしか起こらないから」はまさにエロ小説そのもの。男子的には一番楽しめる。でもねこうなるとAVよろしく、それ以外の場面は飛ばし読みしちゃうのよ(笑)。
確かに人間心理に踏み込みました的な部分は結構あるのだけれども、「花酔い」にあったような気品とか深みとかがないんだなー。
上記3作品いずれも”官能小説 お勧め”というワードで検索すれば必ず出て来る作品であるが、意外に振り幅が広かった。特に俺と全然合わなかった「官能と少女」はお勧め上位に来るが、どういう人が読むと官能に響くのかという位、わからなかった。「あやまちは・・」は官能に響くというよりも股間にダイレクト響く(笑)。
官能小説極初心者ながら勝手に考えると官能小説は股間よりも頭で先に感じる小説、今風で言えばドライオーガズムだと思うな、ウムウム。