METAL RYCHE m-2316

METAL RYCHE鋼鉄帝国として20年ほど前から やっていたホームページから転進しました。 「鋼の旋律」は主に音楽関係について。 ジャンルは軽音楽なので気楽に読んでくれ。 「鋼鉄の言霊」は社会一般に対する我が闘争。 我が妄想に近いが、我が早漏よりもましであろう。まあ、これも気楽に読んでくれ。 「銀河のスクラップ」は本や映画の感想など人生のスパイスだな。たまに塩味がきついが気軽に読んでくれたまえ諸君。

4年ぶりの釜山

コロナが発生する直前2019年11月以来4年ぶりに韓国釜山へ行った。

混雑すると聞いていた福岡空港が最初の手荷物検査はないしパスポートは自動で読み取るしで拍子抜けするほど早く通関。エアプサンのおねーさまが予想外に可愛く、例のハートマークを撮ろうとしたが写しそこねた。

 釜山の空港も同じ様に自動化され予想よりもはるかに早く通関した。釜山も暖冬で上着は背広でも温かいぐらい。待っているはずの現地コーディネーターのA氏が来ない。電話するとレンタカーのシステムが変わったとかで遅くなっていた。ようやく現れたA氏は結構な高級車をレンタルしていて乗り心地も上々だったがナビが駄目。A氏は地元の人でなかったので迷う迷う。お陰で飯抜き。

 最初のメーカーの工場設備にびっくり。日本でも滅多に無い最新設備だった。工業団地自体も大きくて道は広いし日本完敗。次に行ったメーカーはこれと対象的な鋳物をやってるメーカーでこちらは自動化したくても出来ない手作業中心で人手不足が深刻なそうだ。実は釜山の人口がここ10年で1割近く激減しているらしい。一見昔と変わらないような賑やかさなのだが、ちょっと田舎の方に行くといかにも人が住んでなさそうな高層マンション(釜山は田舎でも高層マンションが林立している)がゴロゴロあった。翌日は展示会。東京ビッグサイトの2倍ぐらいの大きさがあるBEXCOでの展示会は1日かかってようやく一回りできた。だが内容は10年ぐらい前の半分か。いくつかの大手が合併や倒産で消えて各メーカーが競っていた大きく派手なブースがなくなった。そして中国メーカーが激減し、意外なことに軍隊向けの展示も無くなっていた。

 夜のお楽しみはちょっと控えめ。初日にチャガルチ方面へ出るつもりがメーカー社長と会社の近くで食事することになり出そこねた。社長のおごりの焼肉は美味かったのだが、昔はアジュマが切って焼いてくれていたのにセルフとなり社長が焼いてくれるので恐縮してあんまり味わえんかったな。二日目は釜山駅近く名物テジクッパを食ったがこ

れは相変わらず美味かった。釜山駅前ではイベントで盛り上がっていたし有名なロシア人街もお盛んだった。だが道で寝転んでいる浮浪者もいたし、日本同様9時には大半の店が閉まっている。何より釜山駅そのものに人がいなくなる。コロナ禍から賑やかさが戻ってきている一方で日本よりも

衰退が進んでいるという現実も垣間見た。

賑わう釜山駅前