METAL RYCHE m-2316

METAL RYCHE鋼鉄帝国として20年ほど前から やっていたホームページから転進しました。 「鋼の旋律」は主に音楽関係について。 ジャンルは軽音楽なので気楽に読んでくれ。 「鋼鉄の言霊」は社会一般に対する我が闘争。 我が妄想に近いが、我が早漏よりもましであろう。まあ、これも気楽に読んでくれ。 「銀河のスクラップ」は本や映画の感想など人生のスパイスだな。たまに塩味がきついが気軽に読んでくれたまえ諸君。

たかが表紙されど表紙


B!誌2019年6月号の表紙はなんとBz。
B!誌の表紙は編集部独特のこだわりがあったが、近年、不文律のような法則が破られる事がしばしばあった。
まず、その号にタイミング的に一番良い(アルバムが出るとか来日したとか)バンドを表紙にするというのは創刊30周年で過去のバンドを表紙に使って破られた。アンジェラ・ゴソウが女性として初めて表紙になり、そしてとうとうラウドネス高崎晃が日本人初の表紙となったのは2016年1月だった。
 6月号の表紙となるかのバンドは日本国内ではベスト1,2を争うほどの売り上げを記録している。
まあほとんど知らぬ者が無いぐらい有名だ。その音楽性は高く評価され良質のHR/HMと評価する人も多い。
 しかーーーーし!多くのB!誌読者、特にアラフォー以上の読者はこれを認めない人が多数だ。しかも異論も認めない。日本のバンドは一切認めないというもはや自爆テロを起こすような狂信者は例外としても、ごく普通のメタルマニアがこのバンドに抱く嫌悪感は激しい。
まあデビュー時点の姿とパクリ曲の多さが原因なのはわかっている。だがアラフォー以下にとっては逆に違和感があるだろう。

大人の事情はよくわかる。雑誌が売れないのはB!誌に限ったことではなく、CDも売れないから広告料も入らない。そこでかのバンドというのは遅すぎたぐらいだろう。
だがいきなり表紙はいかん。
中の記事で扱うならわかる。数年前から扱って読者に免疫を付けておいて今回ならば激しい拒否反応も少しは緩和されただろう。
しかし、いきなり表紙はいかん。
B!誌も散々音楽性を変えて駄目になったバンドやヴォーカルを首にしたがために落ち目になったバンドなどなどよーく見ているはずである。
KEEP THE FAITHはメタルゴッドの名言だ。
守らねばならない物、変えてはいけない物があるはずだ。
そういうものを変えてしまって成功した例はないと断言してくれ伊藤政則さん!
酒井康なら「これは炎上商法ですね、バーンなだけに」って言うだろうか。