3か月ほど前に武漢肺炎との戦いは長期塹壕戦になると書いたが、いろいろな要素が良い方に作用したらしく日本は大惨事にならずに済んでいる。もうそろそろ塹壕を出ても良さそうな雰囲気である。ところがどうもこの楽観ムードに水を差す連中がいる。こうした連中はつい3か月前まではPCRが~と叫んでいた。
経済ダメージは大きい。もう大抵大丈夫だとみんなが思っていても出歩けないのは日本人特有の同調圧力と責任回避だ。
もしも出たら誰が責任取るんだ!これを言われると堂々と以前と同じように営業再開はあらゆる業種で無理だ。例として良いか悪いか微妙だがK1は散々非難を浴びたが結果的にクラスターとはならなかった。あれが責任ある行動だったのか、無責任だったのかは微妙なところだが、1万人規模のイベントで対策を施せば発生しなかったという事例だ。あの頃はまだ来場多数の展示会もそれなりに開催されていたが、それで出た事例もない。ライブハウスやカラオケボックスの方が余程発生している。10人ぐらいの密閉空間で2時間ぐらいというのが最も感染しやすいようで、大規模イベントは回数が増えれば出るだろうが、感染リスクがそれほど高いとも思えない。なによりクラスター潰しが一番有効だと日本は自ら証明したではないか。医療体制が整った今、以前の生活に少しでも近づける方が先だ。ニューノーマルという異常状態の正常化を肯定してはいけない。