*4月9日に書いたけどPCの入れ替えなどでアップしていなかった原稿
オンライン英会話で仲良くなったセルビア人のドラガン。ウクライナ侵攻前からメッセージのやり取りを行っていたのだが、なかなか複雑な欧州情勢の一端を感じることが出来た。まず彼自身はソ連と共産主義者が大嫌いでナチス研究が趣味。国から許可とって猟銃や機関銃をもっているから洒落にならん。親父は共産時代を知っていて、ある種のノスタルジーを感じているようで親子の仲は悪い。
こういう背景は聞いていたので今回のウクライナ侵攻に関しても反ロシアだとばかり思っていたのである。ところがことは単純ではなかった。まずセルビアという国はユーゴ内戦のときにNATOから空爆を受けている。今から30年ほど前とはいえ、身内に被害者がいてもおかしくない。ドラガンはチャイナがセルビアに入ってくることをよく思っていないが、そのチャイナと一番関係が深かったのがウクライナである。これは戦争の惨禍とは別の問題として考えなければいけないが、ソ連崩壊後に旧ソ連の優れた軍事技術(核も含めて)が中国を始めとする第三国に拡散したのはウクライナ経由である。これに対する見返りもあればチャイナとの通常貿易も軍事的な支援も相当盛んだったのだ。旧ソ連および衛生諸国はソ連崩壊後にそれぞれの道を歩むが、旧ユーゴスラビアのセルビアは内戦という最悪の事態になりソ連崩壊後一番大変だった国と言えよう。そんなセルビア人がウクライナに同情するはずもなく彼は非常に冷静にロシアが勝つよと言っていた。現在セルビアに戦争の影響はないらしいが彼からは長く返事が無い。