METAL RYCHE m-2316

METAL RYCHE鋼鉄帝国として20年ほど前から やっていたホームページから転進しました。 「鋼の旋律」は主に音楽関係について。 ジャンルは軽音楽なので気楽に読んでくれ。 「鋼鉄の言霊」は社会一般に対する我が闘争。 我が妄想に近いが、我が早漏よりもましであろう。まあ、これも気楽に読んでくれ。 「銀河のスクラップ」は本や映画の感想など人生のスパイスだな。たまに塩味がきついが気軽に読んでくれたまえ諸君。

ゲットバックして欲しいわ

 最初に断っておくがネット配信の「ゲットバック」を観ていないし、観る気も現時点ではさらさら無い。
当初の劇場公開予定がコロナのために何回も延期になり、いつの間にかウェッブでの配信となった。これファンへの背信ですよ。
今回の公開を喜んでいるSNSも多いが本当に楽しいのだろうか。正直に言うてみー。
つまんねーよ。
従来の悲惨な解散前のイメージを覆す映画になると聞いた時点でワクワクした。映画を作っていた時点ではメンバー間はそんなに悪くなかったと、既にわかっており、仲よく曲作りする4人が観れて最後にルーフトップライブが綺麗な映像と今どきのハイファイな音で観れる幸せな2時間30分・・・それで十分だったはずなのだ大半のファンとっては。
 最初は確かに新鮮だろう、画像はきれいだし観たことも無い映像ばっかりだから。でも約3時間を3回ホントに面白いかね?何回もまともに観るかね?求道者に近いマニア達は定説が覆されたじゃなんじゃと言ってますが、そんな研究レベルにはついていけません大半のファンは。楽しみ方は人それぞれだがきちんと完成されたドキュメンタリーを繰り返し見てあーだこうだと言ってるほうがまだ健康的だと思う。

 映画「レットイットビー」は、ほとんど封印状態で余程のマニアしかきちんと観ていない。(普通のリマスターで出して欲しい。観たい!)あの映画は、バンドがこれで終わりであることを強調する編集が行われ、しかも60年代の終わりを象徴するような雰囲気をまとうという目的を見事に映像化した作品だということが、多くのフィルムが発見されたことでわかった。だとすれば「ゲット・バック」はバンドの当時の真の姿をきちんと伝えるドキュメンタリーとしてファンに提示される意義があった。今回公開された「ゲット・バック」は作品とは言えない。まとめきれなかったピーター・ジャクソン監督には本当にがっかりした。きちんとした完成品として見せて欲しかったし、大画面の良い音響で観たかった。

P弱、やり直し!!