巨大カマキリが出るパニックホラー、ただそれだけで興味をそそられて読んでみたもののカマキラスが出てくるゴジラ映画みたいなおおらかな作品ではなかったよ。まず巨大カマキリが出てくるまでが長い。それとまあタイトルと落ちに深く関係しているのだけど主人公は妻が自殺したという過去を抱えている。バディを組む女生物学者も主人と子供を亡くした過去を持っている。これがなんか妙に暗い影を落として乗り切れないんだわ。巨大カマキリとハリガネムシとの関係はなかなか深くてカマキリよりもハリガネムシのほうが気色悪いのだがとにかく長すぎた。作者には大変悪いが俺には半分だったら面白かった。