METAL RYCHE m-2316

METAL RYCHE鋼鉄帝国として20年ほど前から やっていたホームページから転進しました。 「鋼の旋律」は主に音楽関係について。 ジャンルは軽音楽なので気楽に読んでくれ。 「鋼鉄の言霊」は社会一般に対する我が闘争。 我が妄想に近いが、我が早漏よりもましであろう。まあ、これも気楽に読んでくれ。 「銀河のスクラップ」は本や映画の感想など人生のスパイスだな。たまに塩味がきついが気軽に読んでくれたまえ諸君。

歴史的瞬間

 写真月刊誌の休刊が相次いでいる。休刊予定の月刊誌を見たがプロ写真家の巻頭から並ぶ。非常に良い紙を使ってある。これらを印刷する印刷屋は大打撃だろう。いわゆる薄い本が並ぶコミケがコロナ禍で中止になり2年目になる。これも印刷屋さんには大打撃だ。出版の縮小で印刷屋も縮小していく。印刷屋が無くなれば出版は出来ない。
 同じような減少を我々はかつてレコードやCDで見てきた。いよいよ活字がデジタルに置き換わるのも近いようだ。老眼の進行する身にとってはデジタルは実はありがたい。あれがもっと長時間でも疲れないのであれば読むことに関しては問題が無い。
CDやレコードが消えていっても我々の前から音楽は消えていない。
むしろ新しい新曲を聴くという意味では以前よりも増えている。
本が消えたとしても読むという行為は消えないし、やはり新しい作品と出会う機会はむしろ増えると思う。
 だが、しかしだ!CDショップや本屋を巡る楽しさがなくなってしまうのはなんとも悲しい。小さい頃から今日に至るまで、俺にとって書店に行くのはアミューズメントパークに行くのと一緒だ。近くに大型書店があった10年前なんぞ毎晩の様に買いもしないのに徘徊していた。30年ぐらい前に大阪難波ジュンク堂書店(今はドンキ)に行った時は桃源郷に来たと思った。東京に出張したら疲れた足を引きずってでも秋葉原御茶ノ水の本屋やCDショップを巡る。それが無くなってしまったら何が楽しくて出張なんかするかーい(笑)。さらに時代がすすんでバーチャルリアリティが実現したらあの楽しさが戻ってくるのだろうか。