METAL RYCHE m-2316

METAL RYCHE鋼鉄帝国として20年ほど前から やっていたホームページから転進しました。 「鋼の旋律」は主に音楽関係について。 ジャンルは軽音楽なので気楽に読んでくれ。 「鋼鉄の言霊」は社会一般に対する我が闘争。 我が妄想に近いが、我が早漏よりもましであろう。まあ、これも気楽に読んでくれ。 「銀河のスクラップ」は本や映画の感想など人生のスパイスだな。たまに塩味がきついが気軽に読んでくれたまえ諸君。

塹壕戦

 武漢ウイルスは日本でもいよいよ感染爆発の瀬戸際まで来ている。まるで信用性が無い中国が発表する数字に対してヨーロッパ各国が発表する数字はこの武漢ウイルス自体はインフルエンザと同等かそれ以下の感染力しか持っていない事を証明している。

 しかし武漢ウイルス患者激増が引き起こす医療崩壊が何より恐ろしい。陰圧病室や人工呼吸器などの施設や設備は数量が限られる。よって患者が殺到し満床になれば見捨てざるを得ない患者が発生する。日頃なら助かるはずの心臓発作や脳出血の患者も死んでいく。医療崩壊を起こしたイタリアでは武漢ウイルスに加えて死ななくて良かった他の病気で無くなった人も同数かそれ以上亡くなっているはずなのである。死者が激増し対処しきれなくなった病院や医療関係者、葬儀場などの映像や情報が伝えられることでとんでもなく恐ろしいウイルスのように伝わってきている。繰り返すが実態はインフルエンザと変わらない。げにおそろしきは医療崩壊である。

 日本はなんとか耐えていると言われる。それは医療崩壊を起こさないで耐えているという意味だ。感染者が蔓延している実態なんぞわかりきったことだ。まず感染しないという事も大事だが、自分が感染を広げないということがそれ以上に大事だと今盛んに言われ始めた。自分が知らない間に感染して無症状であるがために無自覚のまま感染を広げてしまう、これが一番いけない。我々に出来る最高最良の対策は家でじっとしている事である。

 すでに世界は戦争状態にあるとも言い始めたが、おおよそ100年前、第一次大戦はお互いが塹壕に籠もっての持久戦となった。ウイルスとの戦いは塹壕戦の様な非常に地味な耐久を強いられる長期戦となるであろう。戦いはこれからだ。