コロナとの戦いを欧州大戦に例えてきた俺だが、現状は第二次大戦末期、ドイツ軍が追い詰められてベルリン陥落寸前といったところか。狂信的なナチ信者が執拗な防衛戦闘を行い連合軍兵士は戦争の勝利は見えているのでここで死にたくはない。
昨年末に日本でオミクロンが確認された時点で相当感染力が強いことはわかっていた。俺は年末年始については強い自粛呼びかけがあると思っていた。だが岸田首相が国民に軽い自粛を呼びかけたのは年末も押し迫った頃だった。結果的に年明けから感染者は急増した。ある程度、増大を予想しただろうがここまで急増するとは考えていなかったのではないか。俺にしても大都市部から広まってくるという過去のパターンとは全く異なり、まさか地元広島から来るとは思ってもみなかった。しかも感染者増加ペースが過去とは比較にならない。
感染力は強いものの重症化率は低いというのは間違いないようだ。それをもって大したことがないといっている人もいるが、そうではない。感染者増大引き起こす医療崩壊とエッセンシャルワーカーの感染による物流崩壊など社会活動に致命的な影響を与えかねない事が問題。一人の感染者が出れば濃厚接触者で3人ぐらいは自宅待機。さらに軽い接触者（職場とか）にも何らかの影響を与える。つまり一人出たら10人ぐらいに影響を与えるかもしれない。
現時点の政府対応を見ていると対策が採られているとは思えない。もしも５類に変更していれば全く違ったのだが、医療業界が備えている事を期待するしかないのか。岸田政権の朝令暮改ぶりも考えると今回の第六波こそ日本にとって最大の危機なのかもしれない。
一番問題なのはワクチンを打っていない三割超えの日本人。こいつらが大量に感染し大量重症化すれば医療崩壊まちがい無し。実際、感染者の7割は非投与だというデーターも出てきた。打たなかった理由は人それぞれだろうが、とにかく考え直して一刻も早く打て。もう薬があるから安心だと？ワクチンよりもはるかに副反応が未知で危険な薬剤に期待するなんて考え方が根本的におかしい。
