METAL RYCHE m-2316

METAL RYCHE鋼鉄帝国として20年ほど前から やっていたホームページから転進しました。 「鋼の旋律」は主に音楽関係について。 ジャンルは軽音楽なので気楽に読んでくれ。 「鋼鉄の言霊」は社会一般に対する我が闘争。 我が妄想に近いが、我が早漏よりもましであろう。まあ、これも気楽に読んでくれ。 「銀河のスクラップ」は本や映画の感想など人生のスパイスだな。たまに塩味がきついが気軽に読んでくれたまえ諸君。

伊藤政則トークイベント「遺言」 8月29日オンライン視聴

 昨年から開催されていたトークイベントがオンラインでも開催され、私の様な地方伊藤親衛隊員(笑)にとっては非常にありがたい。
  こういうトークイベントに参加するのは、俺のような歳のいった、しかもライブで腕組みしているようなメタルファン(笑)。まあ今、首を振らないのはただ単に疲れるからで昔は振り切ってましたけどね。なので話のネタが90%以上80年代でも全く問題がない。むしろその方が面白い。

  今回のメインは80年代の黎明期のジャパニーズメタルフェスについて。スーパーロック84はそのメンツと成功ぶりから語られることが多い。それでも音楽舎という呼び屋さんだったとか、正式名称が別にあった(キングスジャム)とか、対抗するウドーのフェスがあったとか、埋もれているネタがわんさか出てくる。そしてメタル暗黒史の一つかもしれない85はディオ初来日でありながら語られることは極少ない。メンツがメタル一色ではなかった原因はディオ以外に呼べるメタルバンドがいなかったらしい。それじゃあメタルにこだわらないメンツにしようということで(ウッドストックみたいなのでと最初に言ったのは伊藤さんらしい)フォリナーまではいいとしてスティングが問題だった。とにかく当日ギャラでもめにもめて出演が2時間も遅れた(しかもその間、嵐が来て会場は泥沼と化す)。そしてこのイベントは24時間テレビの一環として行われていたのだったという事実に唖然とした。もう一つロニーが盲腸で傷が開きかけていたとB!誌に書いてあって今の今まで信じていた話はガセだった。話はさらに85と同時に行われていたフェスやその後のジャパンフェスに話が及んだが、イングウェイがいるアルカトラズをトリにした幻のフェス(ヘヴィーメタルサマーフェス)があったとは・・・。この辺ネットで軽く調べたぐらいでは出てこない深いネタでした。とにかく当時のロックフェスの混沌ぶりが語られたが、ほんと今だから笑える話だった。
 このトークは、ほとんど打ち合わせ無しで話が進んでいるらしい

f:id:m-2316:20200830232313j:plain

f:id:m-2316:20200830232259j:plain



が、最初ミュージシャンの訃報話からフェスの話に入っていく。そして84の出演バンドの話になりほんのちょっとした人と人の出会いが凄いバンドを生み出していくが、タイミングやマネージャーの存在、そしてバンドの先見性みたいな話になる。そこから具体的な84や85その他のフェス話に入っていく。1時間30分はあっという間で15分ぐらいオーバー。延長戦とも言える15分では現在のメタリカの話で、出だしのバンドの先見性みたいな話に戻った。偶然とは言えこの様式美の様なこの流れは秀逸だった。