METAL RYCHE m-2316

METAL RYCHE鋼鉄帝国として20年ほど前から やっていたホームページから転進しました。 「鋼の旋律」は主に音楽関係について。 ジャンルは軽音楽なので気楽に読んでくれ。 「鋼鉄の言霊」は社会一般に対する我が闘争。 我が妄想に近いが、我が早漏よりもましであろう。まあ、これも気楽に読んでくれ。 「銀河のスクラップ」は本や映画の感想など人生のスパイスだな。たまに塩味がきついが気軽に読んでくれたまえ諸君。

王サイドゲーム

  2020年日本シリーズ 第2戦まではホークスがジャイアンツを圧倒している。俺はハラハラして最後に勝つのが面白いと思っているが、第二戦のワンサイドゲームにはサディスティックな快感すら覚えた。それほど強い。

 よく言われるホークスの強さの一因に積極的な走塁と堅守がある。2年ほど前までは広島カープが得意としていたが、現在カープは走塁も守備もおまけに投手陣も崩壊している。カープの積極走塁は河田・石井コーチが作り、その両コーチがそろって行ったヤクルトがあの体たらくなのは、やはり選手あっての野球だと実感させられた。

 ではなぜホークスはずっと維持できるのだろう。ホークスがいち早く三軍を作ったのは数を集めれば必ず優秀な奴も出てくるという論理に他ならない。その後真似した球団もあるが上手く行かないのは一定レベルまで育成するノウハウが無いからだと思われる。おそらく基礎的な部分でマニュアル化していてある一定のレベルまで持ってくる過程が確立されているのではないか。だがマニュアルを受け継ぐだけでは続かない。人は変わるからだ。ホークスファンの多くは現在のチームは小粒化して一昔前に比べて弱くなったと思っている。しかし脈々と受け継がれている物を感じないだろうか。ここに強さの本質を見る。やはり王さんの存在は大きい。あの人がいるから受け継がれている物が確実にある。他のチームにはあれだけ長期にわたってチームを見ている人はいない。昔のジャイアンツにはいた。しかもたくさん伝説の偉人達、存在だけで身が引き締まるような人達が。でもその人達もFAの彼方に消え去り雰囲気だけのコーチ達が作り上げたチームがこの様である。今のホークスには育成ノウハウがある上に偉大なOBもいる。加えて熱狂的なファンもいる。無敵になって当然な様な気がする。